陽の当たる坂道

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<<   作成日時 : 2006/09/05 01:11   >>

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だんだん夜も過ごしやすくなってきて、早くも「読書の秋」の雰囲気が出てきました。
そんな中、角田さんの本を読みました。タイトルはPresentsです。

女性が一生の間でもらう様々な贈り物=Presentsにまつわる12個の短編集で、
それは形として存在するものもあれば、目には見えないものもあって。

どの話も良かったんだけど、私が一番好きなのは「うに煎餅」でしょうか。
いかにもありがちなラブストーリーという感じではあるけど、思わずうなずいちゃうような。
うに煎餅というのが、またいいトコ突いてくるなあ…と。要はハートなんだよねえ。うん。

最後の「涙」なんかは、この本の締めにふさわしいような話で、とても素晴らしいけど、
ちょっと辛くなっちゃうんだよね。いつか必ず訪れる日についての話。でも目を逸らしたい。

角田さんの作品って、最後は曖昧な結末が多いんだけど(悪い意味じゃなくてね)
この本の12個のストーリーは、どれもスッキリ系の結末で、でもいつもと同じ角田ワールド。

あとがきでも触れられているけど、誰かからもらうプレゼントというのは、
そのモノにも意味があるし、相手と繋がっている…という証みたいなんだと思う。
自分があるラジオ番組でもらったプレゼントにしても、もちろん賞品自体も嬉しいけど、
そのDJの直筆メッセージに心が熱くなる。遠い存在だと思ってた人と近づいてる…と。

家族の一人に誕生日プレゼントを上げようとして「つまらない物でゴメンね…」と言った時も
「気持ちだけで充分嬉しいよ…」と言われて、自分のセンスの無さに呆れながらも
その言葉をもらったこっちの方が一番嬉しかった感じで。ホント、要は気持ちなのだ。

この本を読んで改めて思った。形として存在していないものだったとしても、
特に心に残らなかったとしても、毎日誰かからいろいろなものをもらっているのだ。
知らぬ間に消えていたとしても、受け取ったものは確かに自分の力となっている。

とっても心が温まるストーリーが詰まった本だと思います。カバーのデザインも素敵ですよ。

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「presents」「夜をゆく飛行機」角田光代 感想
Presents 角田光代 絵:松尾たいこ (2005年11月) 12編の短編集、あたたかくて良い小説♪ 今まで読んだ角田さんの小説の中で、ベスト3に入りそう。 ...続きを見る
ポコアポコヤ
2006/10/17 22:43

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは、少しお久しぶりです^^
私もつい今日、presentsを読み終わったところです。
うに煎餅、角田さんらしいな〜って思ってしまいました(^^;)

>最後は曖昧な結末が多いんだけど、この本の12個のストーリーは、どれもスッキリ系の結末で、でもいつもと同じ角田ワールド。
 ほんと、おっしゃる通り!!そうでしたよね!!
私は今まで読んだ角田さん作品の中でもベスト3に入る作品でした♪
latifa
URL
2006/10/17 22:42
こんばんは。こちらこそお久しぶりです。
コメント&TBありがとうございます。

うに煎餅というチョイスはいいですよね。
確かに「いかにも角田さん」という感じで。
読んでて食べたくなりましたよ(笑)

この作品、読んだ後の余韻が強く残るような
そんな一冊でしたよね。面白かったです。

また、よろしくお願いします!
takeshi
2006/10/19 01:37

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