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zoom RSS おやすみ、こわい夢を見ないように

<<   作成日時 : 2006/03/18 02:34   >>

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久しぶりに角田さんの本を読みました。面白かったです。そして怖かったです…

全部で7つの短編が収められていて、共通しているテーマが「誰かを殺したいほどの恨み」
というような、ちょっとブルブルモノの話が繰り広げられます。どの作品にも完全に
姿を現さない人物が出てきて、それに主人公が振り回されるんですよ。いろいろと。
ネタバレは避けますけど、それが微妙に怖さを増長させるんだ。ホラー作品じゃないけど。

誰にでも些細な事から恨みをもってしまうのはあって、それを最後にどう「処理」するか?
自分の身に覚えがあるようなストーリーもあって、そこからも引き込まれてしまいました。

特に後半3作が良かったんだけど、私は「空をまわる観覧車」が抜群に好きでした。
登場人物の立場が逆転したりして、結末のやり取りなんて、もう何が起きるかドキドキで…
最後の一行を読み終わった後、背筋がゾーっとしました。詳しくは書きませんけど。
他にも表題作の「おやすみ、こわい夢を見ないように」の主人公、沙織や
「私たちの逃亡」の主人公の女(名前忘れた)が何か良かったです。行動とかね。

誰にでも起こりえるような衝動、そして心の痛み、そこから生まれるストーリーは
どれも大きなオチはないにしろ、読み終わった後に「私だったらどうするかな?」と
しばらく考え込んでしまうような…そんなインパクトを与える一冊だと思います。

角田さんって、こういう「どこにでもいそうな人の誰にでも起こりえそうな心の動き」
書かせたら本当にうまいですよね。この本を読んで改めて実感しました。

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おやすみ、こわい夢を見ないように<角田光代>−(本:2007年98冊目)−
おやすみ、こわい夢を見ないように 出版社: 新潮社 (2006/1/20) ISBN-10: 4104346020 評価:80点 ...続きを見る
デコ親父はいつも減量中
2007/09/15 17:24

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