陽の当たる坂道

アクセスカウンタ

zoom RSS 蹴りたい背中

<<   作成日時 : 2005/12/04 03:01   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

ここに読書評を書くの、今までは角田光代さんだけだったと思いますが、
今回初めて別の人の本を読んでみました。綿矢りささんの「蹴りたい背中」です。

あっという間に読み終わりまして、ストーリー的にはそんなに劇的な感じではありません。
正直言うと、大きな賞を取っている作品なのでかなり期待して読み始めたんですけど、
「こんなものなのかな…」というのが感想かな。別につまんなくは無いですけど。

でも、主人公のハツの心情の変化とかの描き方はなかなか良かったです。
自分の性格とかなり被る所があって、高校生の頃を思い出しましたし(笑)
作者が若いからこそ、こういう事が書けるのかな…と。
同じ「仲間外れ」のにな川や、絹代(&クラスの集団)との微妙な関係も
リアルな言葉で綴られていて、題名の「蹴りたい背中」の意味が分かる部分や
にな川の部屋で桃を食べながら、思わず相手の唇を舐める所が印象に残った場面。特に…

「人にしてほしいことばっかりなんだ。人にやってあげたいことなんか、
何一つ思い浮かばないくせに…」


という一節がとても好きです。

読み終わってみて、ハツが言葉では出せない、いろいろなモノへの自己アピールを
作者の綿矢さん流の言葉で表現しているのが、私の一番好きな所かな?と思いました。
時間を置いてもう一回読んだら、この作品の良さを味わえるかな…というのは言い過ぎかな?

うまく自分の気持ちを言葉で表現するのは難しい。いろいろな本を読んで、
それが少しでも助けになればいいな…と改めて思う。言葉で伝えるのって楽しいことだもん。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「沖で待つ」絲山秋子、「蹴りたい背中」綿矢りさ  芥川賞作品 感想
「蹴りたい背中」芥川賞受賞作としては1976年受賞の村上龍による『限りなく透明に近いブルー』(131万部)以来、28年ぶりの単行本ミリオンセラーとなった。 綿矢さん自身が、すごく若くて可愛い女の子だったので、話題になっていましたよね。 ...続きを見る
ポコアポコヤ
2007/06/03 10:12

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
蹴りたい背中 陽の当たる坂道/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる